2015年09月08日

ドラゴンZ・DZ

発売中の『ヤクザみたいに綺麗ね』には沢山のお手紙をいただいた。

「こんなにも強烈な匂いを放つラブソングがかつてあっただろうか。」
これは、平居謙さんの感想。

ハッピーエンドに終わる、かなり強烈なラブロマンスだが
どこかしら危険の香り……スリラー小説でもある。

主人公はDZ(ディーズィー)、通称ドラゴンZ。
TVキー局に勤務、マスコミ最前線を突っ走るキャリアだからだ。
何はなくともこういう仕事はどこか危険がついて回る。

DZも同じ、終始何者かが追跡、
DZは隣家の藪に隠れて、あるいは全室消灯して、鍵穴から追跡者に見入る。
大規模、周到な追跡、簡単ではない。
背後に巨大な犯罪が隠されているのではないか?
大量の犠牲者、非業の死者、すざまじい卑劣、
それらいまわしいものが、隠されているのではないか?
命を惜しんでいる暇はない、大きなネタになる可能性があるのだ。

DZはなにを知っているのか?
DZはどこでなにを見たのか……?
すべて思い出すことができない、
自身のかこを辿ろうと、ある時はアメリカ、
ある時はチュニジアに飛ぶ……

一部は私の体験が混じる。
私のかっての勤務先はTV局。
所属は編成部。
制作部門と違って、同時に複数のドラマ、ショー番組、
報道番組を担当、広域を視野に入れて、手を打って行く。

自然に行動範囲も広域に広がり、簡単には過去を辿れない、
過去はたちどころに忘れる、忘れて動き回る。
過去を思い出せないのだ。

勤務当時、いくつか、不可解な事件に遭遇、
周辺で命を落とした者もいる。

取材当日、現れないので不審に思って自宅を訪問したら当人は変死……
これは他社の映画監督の失態。
そこまでして知る必要があったのだろうか?
犠牲者は出すべきではない。

敵は外国諜報機関。
妻子と別居、2週間ごとにホテルを変えて転々の人もいた。
辛くも生き延びて栄達?を極めたり……
ほとんどが知らぬ間に巻き込まれてしまったもの。
TVは娯楽提供が使命。
犯罪摘発は範囲外、
安全地帯を歩いてるはず……という油断が災厄を招いた。

目下の私は娯楽本を制作、
楽しければいい、という油断が災厄を招く?とも限らない。



posted by あがわい at 23:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする