ひょんなことでCDブックや電子本の会社、(株)iga を作ることになった。
命名者は小川てつオ。
特にイガイガした本という意味ではなく、小川てつお、阿賀の中間をとったもの。
3冊同時発行だが、まずはじめにできたのがCDブック「NEKOHIME」
津軽三味線の吉田兄弟の弟、吉田健一が率いる三味線軍団疾風(ハヤテ)と
阿賀猥・朗読のコラボレーション。
三味線側からの提案で、当初は老舗出版社に頼み込んでの制作となったのだけれど、
ふたを開けて見ると、これは三味線抜き。
ラジオ番組借り切って宣伝します、などいうので、
疾風たちもそこで喋らせていただこうとみんなで張り切っていたのだけれど、
老舗だけに、お抱えの優秀作曲家がいるということで、三味線抜きの朗読となってしまった。
これは、まずい。
せっかく一生懸命、作曲練習してくれた疾風はどうなるのか、
現場で陣頭指揮、4日もかもかけて懸命の編集をしてくれた吉田健一氏に申し訳ない
ということで、かってのJO5メンバーに泣き込み、 会社を立ち上げ制作することになったのだ。
困り果てての会社発足、全員給料はいらないというのだけれど、
税理士さんの話ではそうは行かないというので、
少額ながら給料らしきものもあって、何とかみんなで作成した。

表紙は、1曲目に収録の「猫又猫七そして猫姫」に登場する猫姫の顔。
作画は、アヤラン。猫姫がねずみを食い過ぎて山に化けるというもので、
この猫の顔は実は山の顔である。

表紙の原画
この山の猫顔が目下好評で、ポスターを飾って下さる方が多い。
中身は言わずとしれた吉田兄弟の軍団。すざまじいまでの練習の果ての名曲そろい。
どれこれ甲乙は付けがたいが、
最年少の柴田佑梨作曲「船」は、一回聞くとたいがいもう一度と所望される。

私のTV 朝日勤務時代が舞台。
会社は六本木。近くに船なんぞなかったが、
船から見たキラキラ世界ということになるのだろうか。
三味線というと普通には馴染みがない。
私などロックしか、知らなかったのだからロックに近い三味線ではないだろうか?
「船」はどちらかというと歌謡曲風。誰でもが、すんなり聞けるように思う。